ヒアルロン酸注入を目の下に行う場合の効果や副作用
目の下のヒアルロン酸注入は、20代から30代以降まで、幅広い世代から相談を受けることが多い施術のひとつです。
ヒアルロン酸を目の下に注入すると、涙袋を形成することができたり、目の下のたるみやシワを解消する、クマを目立たなくさせるといった効果があることから、幅広い世代で人気となっています。また、手軽にできることやダウンタイムが少ないことも人気の理由でしょう。
では、ヒアルロン酸注入にはデメリットはないのでしょうか。気になるデメリットについて詳しくご説明します。
目次
目の下のヒアルロン酸注入で期待できる効果

笠先生、目の下にヒアルロン酸を注入すると、どのような効果を期待できますか?

ヒアルロン酸は、肌をふっくらとさせたり、みずみずしい状態にさせることが可能です。目の下に注入すると、目元にハリを出したり、目の下のくぼみを解消させる、目の下のシワを目立たなくさせるといった効果を期待できます。

クマも目立たなくなるって本当ですか?

目の下のくぼみが原因でクマが目立っている場合、ヒアルロン酸を注入することで、肌がふっくらしてくぼみが解消されるので、クマも目立たなくなります。

涙袋も作れますか?

目の下のヒアルロン酸注入で副作用はある?
目の下のヒアルロン酸注入には副作用はないのでしょうか?

注入により起こる副作用として内出血やアレルギー、塞栓があげられます。目元の皮膚は薄いため、内出血は起こりやすいでしょう。1週間程度で治ります。アレルギー及び塞栓のリスクは、特殊な針を使うことで抑えられ、もし起こった場合はヒアルロニダーゼで溶かして、症状を改善することができます。

内出血は、どれくらいで目立たなくなりますか?

個人差がありますが、1週間程度で元の状態に戻る方が多いです。また、内出血はメイクで隠すことができるため、施術翌日からはファンデーションやコンシーラー等でカバーしていただけます。

目の下にヒアルロン酸を注入して、青白くなる人がいると聞いたのですが本当でしょうか?

チンダル現象ですね。皮膚の浅い部分に大量のヒアルロン酸を注入してしまった場合に起こります。ヒアルロン酸を注入した箇所が、青っぽい肌質に見えてしまうため、このような場合はヒアルロン酸溶解が必要となります。適切な箇所に適切な量を注入すればほぼ起こりません。

ヒアルロン酸を溶解した場合、また施術を受けることはできますか?

はい。ヒアルロン酸を溶解し、2週間経過すれば再注入が可能です。

ヒアルロン酸注入は、左右差が出ることがあると聞いたのですが、左右差が出ないか心配です。

注入箇所と注入量が適切であれば、左右差は生じにくいです。経験豊富な医師に施術をしてもらえば大きな失敗は起こりにくいでしょう。
当院では、カウンセリングでしっかり状態を確認させていただいて注入していきます。左右差がある場合は、後日修正も可能です。

ヒアルロン酸注入では、皮膚壊死というリスクがあると聞きました。目の下の注入でも起こる可能性があるのでしょうか?

皮膚壊死のリスクに関しては、非常にまれです。十分な医学知識がある経験豊富な医師が施術を行うことで、ヒアルロン酸注入による皮膚壊死のリスクは避けることができます。
皮膚壊死は、血管内に注入したヒアルロン酸が詰まってしまう、腫れて血管が圧迫されてしまい血流が途絶えるといったことが原因で起きるものです。
適切な量を適切な箇所に注入すればほぼ起こりません。起こった場合も、ヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を溶かすことで、症状を改善することができます。

皮膚壊死が起こりやすい人というのはいるのでしょうか?

ヒアルロン酸注入を同じ箇所に何度も行っている方や、ヒアルロン酸注入以外の手術を注入箇所に行っている方は、リスクが高まります。

リスクを避けるためにはどうすれば良いでしょうか?

もし他院でヒアルロン酸注入を何度か行っていたり、他の手術を受けているという場合は、必ず申告していただくことでリスクを減らせます。
また、当院ではマジックニードルという特殊な針を用いて施術しますので、リスクを最小限に減らすことが可能です。

わかりました。
まとめ
ヒアルロン酸注入を目の下に注入することで、目元にハリを出したり、目の下のくぼみを解消させる、目の下のシワを目立たなくさせる、クマの解消や涙袋をつくるといった効果があることが分かりました。ヒアルロン酸注入は、リスクが少ないとされている人気の施術ですが、副作用がないわけではありません。
ヒアルロン酸注入で失敗をしないために、経験豊富な医師によく相談をしたうえで、納得して施術を受けるようにしましょう。当院では、ほぼ全ての部位へのヒアルロン酸注入において、マジックニードルと呼ばれる特殊な針を使いますので、リスクを最小限に抑えることができます。
またヒアルロン酸により、お顔の美しいフォルムの形成以外にもリフトアップ目的でヒアルロン酸を使用する場合もあります。 たるみ治療でHIFUや糸リフトなどで効果が感じられないといった場合も、ヒアルロン酸注入で解決する場合があります。
KILI CLINIC 院長/医師
笠 智就
りゅう ともなり
2009年 香川大学医学部 卒業
2010年 熊本大学医学部附属病院 卒後臨床研修
2012年 熊本大学医学部附属病院 整形外科
2013年 熊本赤十字病院 整形外科
2016年 共立美容外科
2020年 共立美容外科 岡山院院長
2022年 KILI CLINIC開院